フリージャーナリスト、スンフン君のブログ

フリージャーナリストのスンフン君です 精神医療問題 薬害問題、ワクチン問題を中心にあらゆる社会問題について発信していくブログになります なぜ精神病が増えたの 発達障害が増えてきているのか その実態をお教えします

禅と食事の思想

禅と食事の思想
八正道を正しく実行するために「五戒」という5つの論理規範があります
八正道についてはここでは書きませんので各々でお調べください。

1,不殺生ー人間を含めた命ある生き物に、危害を加えたり、殺したりしないこと
2,不偸盗ー盗みをはたらかないこと
3,不邪婬ー出家者は異性と交わり合わないこと。また配偶者以外とは交わり合わないこと
4,不妄語ー嘘をつかないこと。口にしたことを誠実に実行すること
5,不飲酒ー酒を飲まないこと
この五戒は仏教者の日常として守らなければならないとされているものです

不殺生の背景にはインドのヒンズー教の教えが取り入れられています。
ヒンズー教では、生あるものは輪廻転生を繰り返すとされており、虫を殺せば来世では虫になり、犬を殺せば来世では犬になるという思想です

ここから食について話していきますが
自然との共存「生飯」という思想があります これは個人的に面白いと思ったのですが
この思想は、食を自分だけが食べれば良いと言った利己的な考えを否定して、生きとして生きるものと共有 共存するという事を表すこものとして、「生飯」の思想ができました

禅堂ではまずご飯を7粒とって、それを脇に置きます これを「生飯」と言いますが、この行為こそ自分だけが食事をするのでなく、人間以外の生き物に食べ物を分かち与えて、施しをするという、生きているものと共存する事の大切さを表しています

重要なのは残った米粒でなく 初めから取り分けるという行為で、そこには自分さえよけりゃ、人間さを生きれりゃいいと言った考えをたしなめ生あるもの、自然との共生の大切さが凄く感じ取れます

さて仏教経典では、食物の徳を5つあげています
1、寿命を保つ
2、生命力を増大する
3、身体の活力を生じる
4、悩みを鎮める
5、飢えを癒し、衰弱を除く

因みに人間が健康を全うできずに寿命を全うできない原因を書いた経典「九横経」には
1、食うべからざるものを食ったとき
2、飲食を量らず食べるとき
3、季節に逆らった食べ物を食べ、また他国で食物の成分を知らずに消化できない時
4、前食がまだ消化してないのに、さらに食し、また薬を服用するとき
5、大小便を我慢するとき
6、五戒を犯すとき
7、悪人に近づくとき
8、争いのある所に至るとき
9避けるべき場所を避けなかったときとあります
この教えは私たちの普段の生活でも同じです

よく沢山食べれば体にいいと言われたり
ヴィーガンベジタリアンの食は貧相だと言われたりするようですが

現代の質の悪い食を沢山食べれば確実に健康どころか病気になります
そもそも、日本は本来量より質を重視していました よく言いますよね 「腹八分目」と
少食でもなく満腹でもなく丁度いい状態です

絶対に肉を食うなとは言いませんが もっと質にこだわり 犠牲というものを減らす必要があると感じます 何せ 自己破壊につながるのですから

それこそが、本来に日本の素晴らしき 気高い精神だと思っています

生あるのものと共存する 素晴らしい考えです
各々が 食事の質を見直し 変えるだけで 犠牲になるものが減りますし、それが身体の活力 健康にも繋がります

薬や医者に貢いでいたお金を 食の質を上げるのに使うだけ ただそれだけの事です